山内です。
もう何十回目か分かりませんが我が恩師、つくばにて工藤重典先生との演奏会でした。
共演者には岩佐和弘、梶川真歩、神田勇哉、瀧本実里とスーパーでご機嫌な最高のフルート奏者6人でのアンサンブルです。
初見であろうがどんなに難しかろうが何だって吹けちゃうメンバーなのですが、やはりお客様の前で演奏をするからには毎度本気でリハーサルをします。
それは工藤さんによるレッスンのようなものなのですが、朝から夜まで9時間に及ぶリハーサルを2日間みっちり。そこでは既に完璧なものを如何にもっと音楽的に表現するか、それはリハーサルというよりは指摘する方もハッと気づくような、ある意味勉強会の延長線のようなものです。
そこで入念に組み立てられた音楽は、本番当日のゲネプロでまた変化します。リハーサルと場所が違う、本番の会場だからです。
ホールは空間が広く、残響も場所によって全く違ってきます。まずは立ち位置。10cmずれただけでも聴こえ方が変わってきます。配信用のマイクやカメラも入り、緊張感溢れる中でのゲネプロは本番さながら、演奏会はこうやって準備されていきます。
そしていよいよ本番となると、全員一丸となって今出来る最上の音楽を提供しようと集合、それはリハーサルやゲネプロで行ったことに上乗せして更に物凄いものを発揮する、その高揚感とやら本当に凄いものです。いや本当に全員凄かった。
Belleのサロンでも、フルートアンサンブルにおいて、そんな緊張感と充実感を皆さんと共有出来ればと思っております。
こちらの演奏会は近々無料で配信が行われるようなので、情報が出次第こちらでもお知らせさせていただきます。
山内豊瑞
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