フルートオーケストラリハーサル風景①

先月から、4月の演奏会に向けたフルートオーケストラのリハーサル(練習)が始まっています。

 

 

初回の練習参加は23名ですが、

本番は総勢34名、賑やかになりそうです。

 

 

出演者のうち、

 

・生徒さん

・生徒さんではないけど、元から知っている仲間など

・募集を見かけて連絡をくれたはじめましての方

それぞれ3分の1くらいです。

 

県内と県外が半々で、東京以外には、千葉、神奈川から(それ以外もいるかも?)、

 

演奏のレベルもバックグラウンドも様々。

 

 

実際リハーサルを見ていると、

 

難しい「特殊管」(アルト、バス、コントラバスフルート)を響かせる頼もしいみよしアンサンブルの方々、

 

難しいパッセージにも怯むことなく挑戦する、普段からアマチュア吹奏楽団やオーケストラで鍛えているベテランの方々、

 

初めてのアンサンブルの機会に(迷子にならないよう)自作の主旋律付パート譜持参で準備に余念がない方、

 

「フルートオーケストラって初めてで楽しい!」と足りないパートを初見でもしっかりサポートしてくれる音大生の皆さん、

 

珍しい「F管ソプラノフルート」を活用したい!と意欲の溢れる方、

 

お仕事の都合で遅刻や早退の予定があるけどより多くの曲を吹きたいと積極的に手を挙げてくれる方々。

 

本当に多種多様な人たちが集まっています。

 

 

 

 

初回のリハーサルは実に順調に進みました。

 

正直に言うと…

「初回の合奏は“崩壊”してしまっても仕方ない、間違った音が四方八方から聞こえてくるかもしれない」と思っていました。

 

※演奏を続けられない程、または曲の原型が判らないほどにタイミング等が大きくズレてしまうことを、“崩壊“と言います。

 

 

ですが、いざ指揮者が前に立ち、一斉に音出しした瞬間、

「わ!ちゃんと『くるみ割り人形』だ!」

と思いました。

 

わーすごい!

皆さんのこと、見縊っていました!

大変失礼しました!!

 

 

そのあとの合奏も全8曲、音程もテンポもタイミングも、目立った問題なく、順調に進みました。

 

きっと皆それぞれに小さな練習の目標ができたのではないでしょうか。

残り3回のリハで、更に良くなっていくのが楽しみですね!

 

 

今回演奏する組曲「くるみ割り人形」は、誰もが聴き馴染みのある名曲ですが、

(ソフトバンクのCMで聴く「葦笛の踊り」でフルートが活躍するイメージも強いですね)

 

当然本来はオーケストラにある沢山の楽器で、広い音域を使い演奏するもの。

 

でも今回のように大人数の編成では、重要な低音パートを担当できる人数が揃っているので、フルートだけでも原曲の雰囲気を活かしたまま演奏を楽しめちゃうんです。

(また、できるだけ原曲に近づけられるよう私たち主催側が手を加えた楽譜を使っています。)

 

ちなみに、どのパートも欠けてはならない重要な役目を担っています。(ビギナーさんのために作った易しめのパートにも、ハーモニー上重要な音がたくさん存在します。)

 

また、本来はオーケストラ楽器それぞれの個性を生かしたメロディすべてを、フルート属の楽器だけで良い感じに聴かせるのは、ある意味では本当に難しいことです。

思わず息を呑むようなpが続くところ、

跳躍など動きが細かく難しいところ、

厚みや迫力のほしいところ、

きっぱりはっきり、クリアな印象のほしいところ…

 

でも頑張れば、聴きごたえのある、わたしたち唯一のステキな演奏になるはず!

 

貴重な「フルートオーケストラでくるみ割り」演奏の機会に、お客さんも、出演者もハッピーになる、そんな演奏会を目指してみんなでがんばりましょう!

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