レッスン事例no.7 〈小学生のレッスン1回目〉

久しぶりにレッスン事例を更新します。

 

先日、体験し、無事入会してくれた、小学5年生の〇〇ちゃん。

 

(講師心の声)『ふんふん、姿勢はまあまあ、楽譜読むのも早い方、息の圧力はこれからだけど音程の吹き分けを体で感じ始めているから唇の感覚も次第によくなるだろう、よく話を聞いてくれ、すぐ試してくれるからやりやすい…』

…と、大部分は順調でこの上ないことなのですが、

一点だけ心配なことが。

 

それは、

楽器の扱い方について!

 

この可愛い可愛い生徒さん

適当でもないし、

暴れん坊でもないし、

投げやりでもない。

なのに何故、楽器の扱い方が心配かと言うと、

 

私の指導をすぐに実行に移したいが為に(たぶん)、

瞬間あわてんぼうになり、

レッスン中レンタルしている楽器をしばしばコツン、と

やってしまうのです!

 

 

ちょっと持ち方を確認しよう〜

とか

一旦楽器を置いて息の向きを確認してみよう〜

とか

少し近付いて私の動きを見ててね〜

とか

 

子どもも大人も、レッスンの初期は特に、ずっと吹きっぱなしって訳でもなくて、

何かを確認するために

楽器の位置や体の向きを変えることが多いです。

 

その時、慣れていないと、(思っているより長い)フルートの長さを管理しきれなくて、

どこかに当たってしまったりします。

 

当然ながら、ぶつけてしまうと、故障などの原因になり得ます。

 

最近だと、コロナ対策の透明のアクリルカーテンにぶつけてしまう機会も多くなっていますね。

 

楽器の歴の長い人は、楽器がどこの位置に、どんな向きで、部屋に何本存在しているか、

自然と把握してしまうものです。

障害物になるものも、無意識に把握しています。

 

 

〇〇ちゃん、晴れて来月からはおニューのmy 楽器でレッスン予定。

 

「〇〇ちゃんが、私の話をよく聞いてくれていることは伝わってきます。だけど、その後急いで行動に移す必要はないよ!

フルートって、少しの振動でも音が出なくなったりすることがあるのね。

壊れたら修理に出さなきゃいけない。ぶつけ方が酷いと直らないこともあるんだよ〜。(脅す口調で)

何より楽器の調子が悪いまま吹いていると、上手になるのを妨げる原因にもなる。

良い音を出せるようになることと、楽器を大切にすることは一緒だって覚えてね。」

 

と、もう小学5年生なので、この後もしつこく、ショッキングな楽器事故の例を挙げて、慌てると良いことないよ〜と説きました。

 

間も無く手にする新しい自分の楽器は、くれぐれも大事にしてね!

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